無線って心配なのですが、どのような仕組みですか?

当社の無線式ナースコールはそれぞれのシーンに合わせて無線の種類を変えております。 呼び出しボタンなどは電波到達距離・通信品質の確保と電池寿命を延ばすために920MHz帯というものを使い、ココヘルパGでの会話ユニットでは会話品質が安定的に確保できる1.9GHz帯というものを使用。 映像の場合には大容量のデータ通信に有効な2.4GHz/5GHzというものを使用しており、施設内で安定的に使用できるためにあらゆる方式を自社開発しております。 また各無線センサーなどには「双方向通信」を使用しており、センサーが常に稼働しているか?のチェックを随時行っているため、電池残量が減少したりセンサーの調子が悪くなったとしても、異常検知としてメインPCへの通知を行うなどの対応策がとられています。

他社の無線式のものと何がちがうのですか?

無線通信は、アンテナ技術・RF技術・デジタル回路設計などあらゆる技術を融合していますが、いずれも自社開発です。 ※他社様は汎用の無線モジュール既製品の無線センサー機器を購入したものを搭載している場合が多いのが実情です。 当社は携帯電話やスマートフォン端末開発で培った技術をもとに高齢者施設専用の設計をハードウェア・ソフトウェア共に自社開発で行い、 品質や信頼性はもちろんのこと、長期供給力(自社製品の為)を安定的に供給できることだと考えます。

メインユニットって何ですか?

呼出ボタン・各種センサーの電波を受信するための専用受信機です。メインユニットは構内のネットワークに有線接続しており、呼出しボタンと電波の通信をしてあらゆる信号をやり取りする大事な役目をしています。ナースコールが押された電波を受け取るだけではなく、押されていない時も1時間に1度通信確認をし、呼出しボタンが問題なく使える状態にあるか確認しています。設置目安としては、環境にはよりますが木造であれば半径10~20mに1台設置することで安定した通信が行え、設置にはLANケーブルの接続と電源給電が必要です。メインユニットは2機種あり、MH23は呼出ボタンと920MHzで通信をします。(電源供給方法はACアダプターを使用して100Vコンセントから給電します) MD50はココヘルパGで使用する会話ユニットの1.9GHzと呼出ボタンの920MHzとの通信で使用します。(電源供給方法はLANケーブルからPoE給電します)

昼間と夜間でシフトが変わるため、管理範囲を変更することができますか?

スマートフォン1台ごとにシフトに合った管理範囲へ自動切り替えをしてくれます。(2シフトまで)例えば日勤帯は各階のスマートフォンで受ける設定で、人数が絞られる夜勤帯は全館のナースコールを受ける設定にすることもできます。さらにはユニット型や多床室、トイレや浴室など管理範囲の設定もあらゆる施設に合わせることができる自由設計としています。

内線通話できますか?

はい、可能です。(ココヘルパA・W以外)ココヘルパのスマートフォン画面の内線ボタンから通話できます。 内線番号を打つ必要はなく、スタッフ名の選択でも内線をすることができます。 館内のWi-Fiを活用しているので、通話料はかかりません。
■関連ページ>スマートフォン内線外線電話機能

スマートフォンで外線も取れますか?

弊社指定の電話主装置を入れていただくことにより外線連携が可能となります。 ココヘルパは基本的に固定電話と分断しておりますので、もし必要がなければ無駄な費用をかけて電話とつなぐ必要はありません。 外線連携をすることで事務所に掛かってきた電話をスマートフォンに転送できたり、インターフォンをスマートフォンで受け自動ドアの電子錠開閉なども可能となるのでスマートフォンでできることが更に増えます。
■関連ページ>スマートフォン内線外線電話機能

今、施設で使っているWi-Fiはそのまま使えますか?

現地調査をさせて頂いてからのご相談になります。当社製品は施設内を持ち歩くスマートフォンでWIFIを使用しながらの音声通話などを行うため、ローミング機能(スマートフォンで施設内に通信しながら移動している際にWIFIがスムーズに切り替わる機能)というのが重要となります。 アクセスポイント(WIFI機器)によってはこのローミング機能などがうまく動作しない機器(移動している時に切れてしまう)などもありますので、詳しくは弊社営業までお問合せいただけましたら詳細のご回答が可能となります。

どのメーカーのスマートフォンでも使えますか?

アンドロイド端末は弊社にて準備しており、iOS端末はご施設様にて準備いただいております。※最新のiOSについては公開後に順次動作確認を行います。 スマートフォン(アンドロイド端末)にも様々なメーカーや機種があり、ナースコールが鳴っても通知表示してくれない、Wi-Fiに常時接続してくれない等、ナースコールには向かないものもあります。端末を選定するまでにアプリ動作テスト、負荷テスト、受信感度テスト、ローミング性能テストなどの端末検証を行い、ナースコールとの相性を高めるために設定検討も細かく行っています。そのためアンドロイド端末は弊社検証済みの指定の端末、iOS端末は最新OSから2世代前までの対応端末をご利用いただいています。